北海道新聞朝刊記事に 9月30日

「庭にクマが来たから、そっと子どもたちと見ていた」「今ヒグマが出てくる時期だから外出は注意なの」海外ではそっとしておくクマ。日本のクマだけが次々殺され、悪いクマなのでしょうか?世界中が気候変動の危機に意識を向け、環境再生が課題である共通認識が育っています。クマが出るのは気候変動で虫の数が減っている理由も考えられます。67%が森林の日本。「自然を守ろう」誰もが同じ気持ちでしょう。そしてその自然、森林は、クマたち野生動物や、虫、微生物、菌が育てています。森は守りたいけれど虫は嫌いだから殺す?森も殺されます。そしてクマの仕事は人にはできません。クマが住める森を環境評価に。ずっとずっとクマが守ってくれていた日本。森の状態は海まで影響します。クマを駆除すると、クマたちは人間がとても恐ろしいと学び、出会ったらやっつけないと危ない存在とみなします。そんな戦争で絶滅していくしかない。母グマは子どものために、自立して生きていける場所を探してやる旅をします。人は母グマに見習わなくてはなりません。人が壊した森の再生をしながら、クマを保護し、子孫の未来をつくる。私たちの北海道調査で、クマのいる森のそばに人が家を建てているエリアでは、クマは相当我慢して人を避けて暮らしていることがわかりました。駆除対応しかできない現実に、具体的な提案と協力をする申し出をしています。クマ被害にあった農家があるから駆除、それは今世界のテーマである持続可能な農ではなく、課題はむしろそこにあります。グレイトリセットのこの時代に、子孫が持続可能な安心して暮らせる日本に育てたいと思いませんか。